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水滸伝(セット) [ 横山光輝 ]のレビューは!?

30代 男性さん
幾分か前に横山光輝氏の文庫版「三国志」に手を出して見て、もうかなりリピ読みするほどはまってしまったので、他作・中国もので有名な「水滸伝」もとうとう購入してみました。 読み始めたときは、よく横山氏がこの道に入ったきっかけは手塚治虫氏の「メトロポリス」を読んでと伺っていたので、なるほどと思いましたw 巻を追う毎に少しずつ三国志に近いタッチになって来ますが、1巻のはじめの方はディフォルメの仕方やキャラの丸みのおび方などかなりその影響が見られる感じです。 さて、肝心要の内容の方なのですが、端的に個人的な見解を述べれば、とにかく巻数が少なすぎるのが不満でした。 特に、原典が短いものなら良いのですが、有名な108傑全て掘り下げて描写するのは無理でも、明らかに主要キャラだけでも際立たせるのに単行本8巻(当文庫本版6巻)でのボリュームは無理がありすぎる気がしました。(この点については魅力的なキャラが多いので非常に悔やまれますが。。。 3倍くらいの巻になっても好んで買いたいくらいですw) しかも、「三国志」と比較し、妙に名前の漢字が難しい登場人物が多く、馴染むまでが大変な感じです。 しかしながら、この作品より後年に書かれた「三国志」「項羽と劉邦」よりは、キャラのかき分けが多様なので、その点は至極評価できるといっても良いかと思います。 ストーリーの方は、よく現代迄の小説・マンガ・映画に類似した展開が見られる物が多いと聞いていたのですが、確かに非常に良く出来ており中だるみがない所も高評価でしたw 特に、時代によっては時の政府から発禁処分があった事もある書らしく、登場人物に任侠系が多いのは確かですが、登場人物のバックグラウンドやある種毒のありすぎる個性、そして彼らが集まり一大勢力と化していくところなどは読み手を選ばずとも誰しもが胸躍る内容ではないでしょうか??? 話の運び方・登場人物について等はまだまだいいたりないところはありますが、少なくともマンガという触媒を通じて、原作との橋渡しに歯大きく貢献してくれている名作だと思います。 尚、フォーマットの話を付け足しておきますと、セット購入では「三国志」文庫版と等しく箱付き。 1巻毎にキャラの栞付き・単行本時代には無かった巻末解説付き(これは文庫本版「三国志」も同じ仕様でした)。 また、各巻は帯付きの仕様になっておりましたw

年齢不詳さん
三国志や項羽と劉邦に比べて、学ぶところは少なく、歴史的な文学として読む分には問題ありませんが、読んだ後の満足感はそれほどでもありませんでした。

40代 男性さん
横山作品で中国を扱うもののうちの初期の作品ですが原作のおもしろいところを扱っています 全6巻と短かくて話のつながりがわかりやすくなっています。

50代 男性さん
水滸伝は小学校の頃に小説で読み、中学で横山コミックに出会った。その頃は7巻ものでした。小学校から中国の初期が好きで、春秋戦国時代や孫子が凄いと思っていた。なんて言っていると、私の年齢が・・・そうです「おじさん」かな。短いから中学生の私は横山ワールドに夢中だった記憶があります。そして三国志へ。 今になって、また水滸伝というのは、気分転換に手元に置くためです。これ手軽な感じがいいですよ。

40代 男性さん
壮大な水滸伝の入門としてはとても良い。三国志、項羽と劉邦に比べると、やや手抜き。話を省略しすぎ。それでも、夢中で読ませるところはやはり、横山光輝ならでは。三国志は長くて疲れたという人には、これが良い。